ねこよしだのお城訪問ブログ

主に日本100名城を訪問します。

高松城

No.001 高松城〈天守台〉

今回で高松城の記事は一旦最後となります。 かつて高松城には3重5階の天守がありました。 現在天守は現存せず、天守台だけが残っています。 天守台 高松城に建てられた最初の天守は生駒時代の3重天守で、本丸には御殿もありました。 その後松平家が藩主にな…

No.001 高松城〈鉄門跡〉

かつて二の丸の入口には鉄(くろがね)門がありました。 櫓門型式の門で、名前の通り門扉に鉄板が張られていました。 記録によるとこの門は築城当初から存在しており、二の丸へ通じる唯一の門だったといいます。 高松城が廃城になり、松平氏に払下げられた18…

No.001 高松城〈水手御門・渡櫓〉

水手御門は月見櫓に連なる薬医門です。後ろに渡櫓が付属します。 建築は二棟とも月見櫓と同時期の1676年ごろで、重要文化財に指定されています。 水手御門・渡櫓 水手御門は海側に開くようになっています。これは海城独特の構造で、現在では全国で唯一の現存…

No.001 高松城〈月見櫓〉

月見櫓は北の丸の西端、海岸に隣接した位置にある三重三階・入母屋造りの隅櫓です。 建築は1676年といわれ、重要文化財に指定されています。 現在は月見櫓と表記しますが本来は着見であり、船の到着を見る櫓でした。海を監視する役割があり、また藩主が帰城…

No.001 高松城〈披雲閣庭園〉

披雲閣庭園は披雲閣の建築にあわせて、1917年に造営された枯山水の日本庭園です。 庭木には海辺に適したマツ(約600本)やウバメガシ(約200本)が用いられ、また多数の景石が配置されています。 近代に作られた旧大名家の庭園として希少であることから、201…

No.001 高松城〈披雲閣〉

三の丸には披雲閣とよばれる御殿があります。 江戸時代にも政庁及び藩主邸として現在の2倍の規模の御殿がありましたが、明治時代に老朽化のため取り壊されました。 現在の披雲閣は、高松松平家12代当主の頼壽が別邸として1917年に再建したものです。 建物は…

No.001 高松城〈桜御門跡〉

かつて三の丸入口には、藩主御殿の正門として桜御門がありました。 桜御門跡 桜御門は高さ9m、幅12mの櫓門で、艮櫓のように廃城後も残された建物の一つでした。建築年は不明ですが、記録によると1640年代には存在していたようです。 1944年には旧国宝(現…

No.001 高松城〈艮櫓〉

艮櫓は1677年建築の三重隅櫓で、重要文化財に指定されています。 読み方は“うしとら”櫓と読み、名前の由来は城の丑寅方向(現在の北東)の隅にあったことからといわれています。 艮櫓 三重三階・入母屋造りで、初重にある大きな千鳥破風が特徴的です。 とこ…

No.001 高松城〈旭門〉

旭門は高松城の大手門です。 かつて大手門は城の南側「桜の馬場」近くにありましたが、1671年から東側に橋を架け、旭門から出入りをするようになりました。 旭橋と旭門 建築当初の旭橋は木造でしたが、明治45年に高松松平家当主の頼壽によって石橋に架け替え…

No.001 高松城〈堀〉

往時の高松城は堀が三重に廻らされていました。 城壁が瀬戸内海に面しており、海水が引かれていました。 廃城後、外堀は埋め立てられ市街地となりましたが、中堀、内堀は一部残されました。 現在も水門を通して海水が引かれており、タイやチヌなど海の魚を見…

No.001 高松城〈概要〉

高松城に行ってきました。 今回から数回に分けて紹介していきます。 高松城は瀬戸内海に面しており、今治城、中津城とともに日本三大水城の一つに数えられています。 玉藻城という別名の由来は、柿本人麻呂が讃岐の海を訪れた際にその美しさを讃え、「玉藻よ…