No.001 高松城〈桜御門跡〉
かつて三の丸入口には、藩主御殿の正門として桜御門がありました。
桜御門は高さ9m、幅12mの櫓門で、艮櫓のように廃城後も残された建物の一つでした。建築年は不明ですが、記録によると1640年代には存在していたようです。
1944年には旧国宝(現在の重要文化財に相当)に登録されることが決定していたようですが、翌年の高松空襲により焼失しました。
焼失前に撮影された鮮明な写真が残っていることから高松市は復元計画を進めており、発掘調査や石垣の修理が行われています。
桜御門の手前側には桜の馬場という広場があります。
かつては今の2倍の広さがあり、厩や藩士の屋敷などがありました。
現在は桜の木が植えられており、桜の名所として親しまれています。