艮櫓は1677年建築の三重隅櫓で、重要文化財に指定されています。
読み方は“うしとら”櫓と読み、名前の由来は城の丑寅方向(現在の北東)の隅にあったことからといわれています。
三重三階・入母屋造りで、初重にある大きな千鳥破風が特徴的です。
ところで、現在の艮櫓はかつて太鼓櫓があった場所に建っています。
艮櫓は元々城の東側「東の丸」の隅にありましたが、城の周囲が市街地化する中、保存の問題から1967年に現在の場所に移築されました。
かつて艮櫓があった東の丸周辺は現在県民ホールや県立ミュージアムとなっています。
県立ミュージアムの玄関横には東の丸石垣の一部が保存されています。