水手御門は月見櫓に連なる薬医門です。後ろに渡櫓が付属します。
建築は二棟とも月見櫓と同時期の1676年ごろで、重要文化財に指定されています。
水手御門は海側に開くようになっています。これは海城独特の構造で、現在では全国で唯一の現存例となっています。
現在は埋め立てられていますが往時の高松城は堀が海とつながっていたため、船はこの門を通じて直接城内に入ることができました。
藩主もここから沖に出て遊覧を楽しんだり参勤交代に出かけたりしており、水手御門は海の大手門として機能する重要な門だったことがうかがえます。