ねこよしだのお城訪問ブログ

主に日本100名城を訪問します。

No.001 高松城〈旭門〉

 旭門は高松城の大手門です。

かつて大手門は城の南側「桜の馬場」近くにありましたが、1671年から東側に橋を架け、旭門から出入りをするようになりました。

f:id:nekoyosida:20181015223625j:plain

旭橋と旭門

建築当初の旭橋は木造でしたが、明治45年に高松松平家当主の頼壽によって石橋に架け替えられました。橋は門に対して斜めに架かっていますが、これは敵の直進を防ぎ、側面から攻撃できるようにするための工夫だといわれています。

f:id:nekoyosida:20181015223613j:plain

旭門裏側

旭門は高麗型式の門です。

f:id:nekoyosida:20181015223704j:plain

桝形

旭門から城内に入ると四方を石垣に囲まれた、桝形とよばれる空間に出ます。

桝形は虎口から侵入する敵を足止めし、包囲するための設備です。

かつては写真手前にも櫓門がありましたが、現在は櫓台の石垣のみが残っています。

f:id:nekoyosida:20181015223720j:plain

埋門

桝形北面には埋門があります。

用途は敵を背後から奇襲するためだとか、藩主が脱出するためなどと考えられていますが、詳しくはわかっていません。